プロフィール

【略歴】

京都府宇治市出身。京都府立莵道高等学校を卒業後、首都大学東京理学部物理学科へ進学。その後、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻(所属:国立天文台光赤外研究部)で、2009年、博士(理学)を取得。株式会社リクルート 法人営業、東北大学天文学教室同大学学際科学フロンティア研究所 助教を経て現職。趣味はアイドルのライブにいくこと。

【所属学会】

【受賞歴】

東北大学全学教育貢献賞(2014年度

【社会活動】

【専門】

宇宙に関わることなら文系理系問わない手法を用いてアプローチする学際研究を推進しています。例えば、すばる望遠鏡などの観測的手法を用いて、銀河系やアンドロメダ銀河などに分布する宇宙の化石を探査し、銀河の歴史やダークマターの性質を解明する銀河考古学や、科学館、地域、店舗など天文文化が発信されるフィールドに出かけ、観察やインタビューなどの質的調査手法を用いてフィールドの課題を発見し変革を目指すアクションリサーチ型の天文文化論です。

 

★観測的銀河考古学★

-すばる望遠鏡 / Hyper Suprime-Cam(HSC/SSP)とPrime Focus Spectrograph(PFS)を用いた観測

-アンドロメダ銀河ハローの詳細構造と形成

-近傍銀河ハローの多様性(例:クジラ銀河

-銀河系ハローの詳細構造と恒星ストリーム

-銀河系矮小銀河の構造と星形成史

-銀河におけるダークマターの性質(例:UFD

-球状星団の多様性

-法政大学30cm望遠鏡(HOTATE)を使った観測的研究

-HOTATEの運用効率向上に向けた開発研究

 

★天文文化論★

-アクティブラーニング型天文教育の開発(君天きみせめ

-高校生向け天文学者体験プログラムの開発(もし天

-天文教材の開発(例:アンドロメダファイト

-天文アウトリーチ活動に取り組む大学生の学習効果

-30m望遠鏡(TMT)計画とハワイ文化の共存

-「宇宙を身近に」感じられるコンテンツ・企画の開発

-宇宙×○○について誰よりも深く理解する(○○は任意)

-宇宙を学んだ人々のキャリア形成

-現代版宇宙観

高校生の方へ

 学際宇宙ゼミナールでは、文系理系問わない天文・宇宙に関わるテーマを取り扱うことができます。分かりやすさのため文系理系という言葉をあえて使用していますが、本来的には文系も理系も気にしないのが当ゼミの特徴です。確かに最先端の宇宙科学研究を進めているのは理系の天文学者かも知れません。しかし、教材やプラネタリウムを始め、ゲームやファッションまで、宇宙はもはや私たちの生活の中にあらゆる形で溶け込んでおり、文化としての側面も持っています。卒業研究では、観測天文学から、文化としての天文学まで選べるテーマは多様で、ゼミ生の興味と個性にあわせたテーマを探究します。ですので、天文学ガチ勢の高校生だけでなく、理系科目が苦手だからという理由で宇宙の研究をあきらめようとしている宇宙好きの高校生も、当ゼミで自分の好きな宇宙について自由に探究し、自分だけの宇宙、見つけてみませんか?

 また、当ゼミでの探究活動全てが大学卒業後の社会生活に繋がるだけでなく、就職や進路についての相談も受けられますので、入学から卒業まで大学生活のトータルサポートも充実させています。ちなみに、大学で宇宙を学んでも就職がない、ということはまったくなくて、逆に本人次第でどんな職業にも就くことができます。特定の科目で学習した内容よりも、大学生活全体を通じて成長させた本人のパーソナリティやスキル、および時代によって変化する労働市場のトレンドによって就職活動の成否は決まります。好きな学問に意欲的に取り組んだことがマイナスに働くことは決してありませんので、宇宙が好きなら文理関係なく迷わず宇宙!

 

※高校生向け天文学者体験プログラム

→もしも君が杜の都で天文学者になったら。(もし天

大学生の方へ

 学際宇宙ゼミナールでは、天文・宇宙に関することなら文系理系問わないテーマを取り扱うことができます。僕が研究しているテーマに直接関連していてもOKですし、自分が調べてみたい研究テーマでもOKです。とにかく宇宙に関連していることと、学生自身が興味のあることを重視して、ゼミを進めながら僕と対話的に探究します。3年生秋学期では、自分のテーマを探究する期間となります。探究の結果、理系的な宇宙、文系的な宇宙どちらに着地してもOKです。4年生では、自分の立てたテーマに沿って、データを収集し、分析し、卒業論文としてまとめることになります。卒業研究は、研究テーマに合わせて活動するので、人によって、銀河や恒星の天体観測をしたり、プログラミングをしたり、ものづくりをしたり、はたまたフィールドワークをしたり、インタビューをしたり、イベントを企画したり、と様々な場合が想定されます(もちろん、どれか1つというよりはテーマによっては複合的なこともありえます。例えば、天体観測とフィールドワークの両方、など)。具体的なテーマ例は、ゼミ生が増えるとともに随時更新していきます。

 卒業研究は、時期的に、就職活動と同時並行になります。ですので、大変忙しく、そして大学生活で一番悩める時期にもなります。それらを両立させるために不安が生じたときはいつでも相談してください。

 

ちなみに、僕の気持ちとしては「大学をもっと楽しい場所にしたい」と思っていて、以下のような気持ちの大学生には当ゼミが合うかも知れません。

 

・宇宙が好き。

・ゼミ活動を楽しみたい。

 

ただし、ゼミの雰囲気は緩いですが、研究はガチなので楽ではないかもしれません。ガッツリ研究して、ガッツリ遊んで、ガッツリ楽しむ、というのを大切にしたいです。僕のゴールは、みんなが卒業するときに、学際宇宙ゼミで研究してよかった、って思ってもらえることです。ですので、当ゼミに興味がある方は、卒業研究プロジェクトを選択する前に、PBLまたは研究室訪問などでゼミの雰囲気(先輩、教員、日常生活など)をつかんでおくとよいかもしれません。

 

また、当ゼミで卒業研究をすすめるにあたり、履修しておいた方がよい創生科学科の授業例を、テーマの分野別に示しますので、希望者は履修しておいてね。

 

観測天文学

・数理モデルと統計、データ発見と仮想天文台、解析力学

天文文化論

・フィールドワークとモデル構成、人文・社会リサーチ方法論

文理共通

・科学実験リテラシー、宇宙科学計測

 

ゼミでの活動について

 ゼミでの活動は、基本的には進捗報告とフィードバックになります。実際の探究活動はゼミ以外の時間を利用して進めます。ゼミで集まってやることは例えば以下のような活動があります。

 

・教科書/レビュー論文の輪読

・僕と1対1での進捗報告

・ゼミメンバー全体での進捗報告会

・ゼミ合宿(夏フェス、ディズニー季節イベント、USJなど)

 

※友達と旅行に行きたい、ライブに行きたい、などでゼミに参加できない場合もあると思います。僕も推しメンのリリイベ、卒業ライブなど行きたいイベントがあったら行くと思います。プライベートも充実させましょう!でも急に休むと心配するから前もって連絡してよね!

 

就職活動について

 当ゼミでは就活や進路に関する相談にものれます。相談内容は、就職活動だけでなく生活や進学など大学生活に関わること全てに対応しており、例えば以下のような相談事例が想定されます。

 

・どのフィールドを選べばいいか分からない。

・就職活動の進め方がわからない。

・自己分析のやり方がわからない。

・やりたいことが特にない。

・エントリーシートを添削して欲しい。

・面接の練習をして欲しい。

・教師になりたかったけど教育実習で自信がなくなった。

・内定はもらったけど就職活動をやめるかどうか悩んでいる。

・就職活動失敗したし大学院に行こうかな、、、

・休学(または退学)しようかどうか迷っている。

 

大学院を志望する方へ

 大学院まで進学を考えている方は、最先端の銀河考古学研究にもチャレンジが可能で、卒業研究から修士課程まで3年半をかけて取り組むことができます。例えば、

 

・すばる望遠鏡/HSCデータの一次処理(M31ハロー、矮小銀河など)

・矮小銀河の星形成史コードの開発

・ベイズ推定を用いた、恒星ストリーム、BHB星、UFDの検出アルゴリズムの開発

・すばる望遠鏡/PFSを用いた戦略観測のためのパイロットスタディ

 

などすばる望遠鏡/HSCで観測した近傍銀河のデータ解析に取り組むことができます。

 もし、他大学の大学院を目指す場合は、4年生の夏に希望大学院の入試を受ける必要があります。天文学を研究できる大学院は、例えば東北大学や東京大学など全国に多数あり、様々な私立大学出身の院生も進学しています。大学院は、難関大学でも学部入試より圧倒的に入りやすいですが、それぞれの大学院入試に合わせた院試対策が必要です。例えば、東北大学では、力学、解析力学、電磁気学、量子力学、熱力学、統計力学など基礎物理の内容が出題されるので、当学科で履修できない科目は独学で勉強する必要があります。東京大学の場合は、基礎物理に加えて、微分積分、線形代数、複素解析、フーリエ解析、確率統計、ベクトル解析、解析学など物理数学の対策もしておく必要があります。院試対策のコツは、希望する大学院の学部にいる友達を作って、その学部での演習問題をもらって勉強することです。他大学の友達を作るために、2・3年生が参加できる、国立天文台のスプリングスクールサマースチューデントすばる望遠鏡観測体験企画などに参加すると効果的です。

 ちなみに、博士課程までの進学も考える場合は、5年一貫教育を実施している総合研究大学院大学(国立天文台やJAXAなどに研究室があります)も選択することが可能です。

ポートフォリオ

 過去に田中幹人が企画・監修をしてきた作品たち。

★もし天★

 もし天とは、「もしも君が杜の都で天文学者になったら。」の愛称で、2011年より東北大学で主催している高校生向きの天文学者体験イベントです。もし天では、作文審査を通過した高校生たちが研究チームを組んで、大学生や教員のアドバイスのもと、研究テーマの立案から、プロポーザル作成・審査、天体観測、観測データの解析、考察、プレゼンテーションまで、観測天文学者の一連の仕事を体験します。一番の特徴は、研究テーマはあらかじめ用意された実験をするのではなく、高校生自らの興味にもとづいて決めるところです。もし天後も、参加した高校生たちが日本天文学会が主催するジュニアセッションで発表するなどしてくれているおかげで、全国の高校生からの認知度も年々高まってきました。近年(2017年)では、倍率が3倍程度の人気イベントになっています。

 また、高校生が参加できる「もし天」の類似イベントとして、JAXAが提供する「君が作る宇宙ミッション(きみっしょん)」や東京大学が提供する「銀河学校」などがあります。

もし天の写真

もし天Teaserとドキュメントムービー

もし天高校生たちの研究発表

★アンドロメダファンタジー★

 宇宙のビジュアルをいかして作ったトレーディングカード。「アンドロメダファイト!」のかけ声で対戦相手とカードバトルを行い、バトルに勝利するとカードがゲットできます。バトルを重ねて、様々な天体に親しみながら全種類のカードを集めます。リアル世界でのロールプレイング的要素を取り入れ、参加者同士のコミュニケーションを重視したカードゲームです。

 2007年の国立天文台公開日で光赤外研究部の企画としてやり始めてから、国立天文台や東北大学の学生によってアップデートされ続けられています。東北大学では、2015年に「アンドロメダファイト」という名称に変更され、新しい遊び方も提案されました。

※参考文献:「現代の子ども視点でのアウトリーチ活動:アンドロメダファンタジー」、天文月報、日本天文学会、103、340-350、2010

KHB東日本放送「Jチャンネルみやぎ」で特集が放送

仙台市天文台まつりでのアンドロメダファイトの様子

アンドロメダファンタジー I のカードサンプル

アンドロメダファンタジー II のカードサンプル

★君天★

 君天とは、「君が天文学者になるセメスター」の愛称で、もし天の大学生版です。東北大学の学部1年生が受講する基礎ゼミ(PBL)の1つとして開講していました。内容はもし天と同じく、学生チームを組んで、研究テーマの立案から、プロポーザル作成・審査、天体観測、観測データの解析、考察、プレゼンテーションまで、観測天文学者の一連の仕事をセメスターをかけて体験します。

※参考文献:「学士課程における天文学研究を軸としたPBLの実践と教育効果」、東北大学高等教育開発推進センター紀要 (8)、137-150、2013

君天の授業風景と研究成果発表会

★きみせめ★

 きみせめとは、「君が宇宙と社会のコミュニケーションをデザインするセメスター」の愛称で、東北大学の学部1年生が受講できたPBL授業です。内容は、君天のサイエンスコミュニケーション版で、大学生チームを組んで、宇宙と社会の間に生じている問題を解決できるような企画を立ち上げて、仙台市天文台などの公共施設で市民に向けて発信します。授業ではインタビュー調査などを通じてターゲットの分析・設定を行い、参加者目線に立った企画を作り上げます。解決しようとする課題は様々で、例えば「理科離れを防ぐ」「仙台市天文台の大学生来場者数を増やす」「TMT計画とハワイ文化の摩擦について考える」などに取り組んできました。

きみせめの授業風景と企画例

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