研究を進めるためには教科書を読むだけでなく、最先端の学術論文を読むことも大事です。ゼミでは、論文輪講を定期的に行っています。各自が論文を読んでまとめてきて、みんなで紹介し合ってディスカッションを行います。ゼミでの論文輪講には主に次のような目的があります。
・自分の興味ある学問分野の最新情報をキャッチアップする。
・他人の紹介する論文をからテーマ探求の視野を広げる。
・研究論文の書き方を学ぶ。特に、実験レポートと違って研究背景(先行研究の状況、社会的な意義、リサーチクエスチョン、など)という概念があることを知ります。
論文を紹介するときは、ゼミ指定のA4ペライチにまとめます。ペライチには、
・著者名、発表年、論文タイトル、論文掲載タイトル、巻、ページ番号などの基本情報。
・アブスト(著者が一番言いたいこと)
・ゴール(なぜこの研究をしたのか?この研究で何を達成したいのか?)
・オリジナリティ(先行研究との差別化ポイント)
・ロジック(①結果が出るまで,②結果からゴールまでのフロー)
・コメント(気づいたこと、自分の研究へのヒント)
・図表(結果を示す図表、1枚で表せなければ適宜追加)
を含めて全員同じフォーマットで資料を作ります。
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